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ハミルトンカーキをオーバーホール。時計修理専門店「WATCH COMPANY」をご紹介。

どーも。factm30です。

先日、私が日常的に使用している機械式腕時計である「ハミルトンカーキフィールドメカニカル」をオーバーホールに出しました。

腕時計と長年付き合っていく為には必要不可欠なオーバーホールですが、メーカーから街の時計屋さんまでオーバーホールを請け負っている業者は数多く、どの業者に依頼しようかと悩まれている方も多い様なので、今回私が依頼した時計修理専門店「WATCH  COMPANY」でのオーバーホールを、依頼から受け取りまでの流れを交えながらご紹介します。

ブログの最後に「WATCH  COMPANY」に依頼したリアルな感想を述べていますので腕時計のオーバーホールを検討されている方は是非最後までお付き合い下さい。

ハミルトンのオーバーホールはどこに依頼する?

まずはどの業者にオーバーホールを依頼するかですが、まずは

1.ハミルトンアフターサービス(メーカー修理)

2.時計修理専門店

が候補に上がると思います。

それぞれの特徴を順に見ていきましょう。

ハミルトンアフターサービス(メーカー修理)

 

https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/service-prices.html

 

誰もが最初に検討するであろうメーカーでのオーバーホール。

メーカーに依頼するメリットはやはり「安心感」がある事です。

オーバーホールや修理を行っている時計技師の方は自社の製品を熟知しているでしょうし、設備も充実しているでしょう。

また部品の交換が発生した場合には当然純正部品が使用されますし、修理保証の期間が長い場合が多くなっています。

ハミルトンの場合は公式ホームページによると保証期間はサービス完了日より2年間となっています。

デメリットは他の業者よりも料金が高額になる点と場合によっては納期が長く掛かる事です。

腕時計に限らず、どの分野でもメーカー修理というのは料金が高くなります。

使い古されたセリフですが「安心をお金で買う」という事ですね。

時計修理専門店

メーカーを問わずに修理やオーバーホールを請け負っている時計修理専門店。

腕時計雑誌の広告で目にする事も多いですし、インターネットで検索するとたくさんの店舗が出てきます。

時計修理専門店に依頼するメリットは料金の安さと納期の短さです。

メーカーよりも2〜3割程度安い金額で済む事が多く、納期も早ければ2週間程度で完了する事もある様です。

デメリットは数多くある修理専門店の中から優良店や自分の意向にあったお店を探す手間が掛かる事です。

店舗によって時計修理の技術力には差があり、得意とするメーカーが違ったり修理金額にもばらつきがあるので信頼できる店舗を探すには何社もチェックする必要がありますね。

オーバーホールの依頼先は「WATCH  COMPANY」

時計修理・オーバーホールの【WATCH COMPANY】はこちら

今回オーバーホールを依頼したのは時計修理専門店「WATCH  COMPANY」ですが、選んだ理由を述べていきます。

ハミルトン(メーカー修理)を選ばなかった理由は?

私が所有している時計のムーブメントが複雑な自社製ムーブなら迷わずメーカーに依頼した事でしょう。

今回オーバーホールするハミルトンカーキメカのムーブメントはETA2804-2という歴史のある汎用キャリバーです。

同じ様な価格帯の手巻き時計によく使用されているので時計師には馴染みがあり、ある一定の技術を持った時計師なら問題なく調整してくれる事でしょう。

もうひとつの理由はメーカーのオーバーホールはさほど調べる事なく依頼する方が多いと思いますが、信頼できる修理専門店を探されている方は多いと思うので、少しでもそういった方のお役に立てればとの思いもあります(格好つけましたが要は最近ブログのネタ探しに困っているという事です笑)。

WATCH  COMPANYを選んだ理由は?

修理専門店には自社工房で修理を行う業者と、何社かの下請け修理工房と提携してそれぞれ得意としているメーカーやモデルに合わせて修理発注する業者が存在します。

一概にどちらが良いとは言えませんが、私自身は多くの人間が介入する下請け工房と提携する業者よりも、自社工房をもつ業者の方がスマートだと感じます。

WATCH  COMPANYは自社工房を備え、1級時計技能士やメーカー修理部門出身者など20名以上の技術者が在籍し、年間20,000本以上の修理実績があるそうなので私の希望に沿っていると感じました。

他には、部品交換にはメーカー純正パーツを使用している、ホームページに修理実績が豊富に掲載されている等の安心できる要素があります。

またWATCH  COMPANYのYouTubeチャンネルには様々な時計のオーバーホール作業動画がアップされています。

私は機械式腕時計の内部や構造を見るのがとても好きなので今回のオーバーホールをきっかけによくチェックさせてもらっています。

 


www.youtube.com

オーバーホール依頼から受取までの流れは?

それでは実際にWATCH  COMPANYにオーバーホールの依頼から修理完了、受け取りまでの流れをご紹介していきます。

修理申し込み

まずはホームページの修理申し込みフォームに以下のようにご自分の腕時計のメーカーや機種名、現在の症状などを記入またはチェックを入れます。

腕時計を簡単に発送する事が出来る梱包キットは無料なので、「必要」にチェックを入れる事をお忘れなく。

入力を済ませると送信をクリック。


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修理申し込みのメールを送信すると受信確認の自動返信メールが送られてきて申し込みは完了です。

梱包キットが到着

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自動返信メールを受信した翌日には無料梱包キットが発送されていた様で、すぐに荷物が届きました。

対応がとても早いです。

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荷物の内容は思っていたよりも大きめの箱(梱包キット)と返送用のヤマト宅配袋。
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梱包キットを開けると分厚いウレタンの塊と、封筒が入っています。

封筒の中身は修理の流れを記した「修理のご案内」、梱包キットの使用方法を記した「無料梱包キットの使い方」、ヤマトの料金着払いの「送り状」と「取扱注意のシール」、修理申し込みのメールに記した情報が記載された「修理ご依頼書」の5点です。

修理ご依頼書の内容に間違いが無いかをチェックして、記載されている簡単なアンケートに答えておきましょう。

梱包キットの使用方法

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梱包キットは腕時計を2本梱包出来る様になっています。

まず、丸くくり抜かれたウレタンを抜き取り、

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抜き取ったウレタンに腕時計をセットし、

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元の穴にスポッと嵌め込みます。
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ウレタンの蓋をして、「修理ご依頼書」を同封し、
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ヤマト宅配袋に入れ、料金着払いの送り状と取扱注意シールを貼り付けます。

ヤマト運輸に集荷の依頼を掛けて荷物を自宅まで取りに来て貰います。

見積もりメールを確認

WATCH  COMPANYでは腕時計到着後、3営業日を目安にメールで見積もりを連絡する事になっているようですが、私の場合腕時計の発送から2日後には以下のメールが届きました。

とても早い対応ですね。

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オーバーホール作業費に交換部品のパッキンとゼンマイの金額、代引き手数料、消費税を加えて総額25,740円の見積もりでした。

外装にも若干の傷や打痕がありましたが、ハミルトンカーキメカはサンドブラスト加工ですしキズを気にするような時計でもないので研磨等は依頼していませんでしたが、WATCH  COMPANYでは新品仕上げという傷取りや研磨にも定評があるようなので、外装の傷が気になる方はご相談されてはいかがでしょうか?

今回の見積もり内容で納得したので作業を進めてもらいたい旨をメールで伝えて、正式発注となります。

もちろん見積もり内容に納得出来ない場合はここでキャンセルしても料金は発生しません(時計を送り返してもらう送料のみ発生します)。

オーバーホール完了

正式発注のメールから3週間足らずで修理完了のメールがあり、腕時計が返送されて来ました。

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腕時計は送付時と同様に梱包キットに入れられて返送されます。

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封筒の中身は修理明細書兼保証書と交換されたゼンマイとパッキンが入っていました。

修理保証の期間は1年間で、メーカー修理よりは短いですね(メーカーは2年間)。

また普段機械式腕時計の中身を生で見る事は出来ないのでゼンマイを目にしてとてもテンションが上がりました。

電池や太陽光で発電した電力では無く、ゼンマイが解ける力で歯車を動かし、歯車が調速機や脱進機まで力を伝えていき時を刻んでいく。

小さな腕時計の中で動くパーツを想像すると、とてもロマンを感じます。

と同時に、役目を終えたゼンマイを目にして、時計にきっちりと動いてもらう為の定期的なオーバーホールの大事さを再確認しました。

オーバーホール後の時計の確認

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外装には手を加えていないので見た目は何も変わっていません。

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リュウズでゼンマイを巻き上げてみると非常に軽い巻き味になっています。

オーバーホール前は若干重さを感じていましたが、カリカリと心地良い音がして手巻き時計の醍醐味を感じることが出来ます。

リュウズを引いて時分針を回してみると、こちらもスムーズに動きます。

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もちろん装着感は変わらずですが約1ヶ月振りの再会に懐かしさを感じます。

オーバーホール後2週間程度使用していますが、日差はプラス3秒程度でしっかりと調整されています。

最後に。

ハミルトンカーキフィールドメカニカルのオーバーホールをご紹介しましたがいかがでしたか?

ハミルトンの腕時計はその価格帯からオーバーホールせずに使い続ける方も多いと思います。

私はすでに愛着があり日々の相棒の様な存在ですので今後も定期的にオーバーホールをして長く愛用していこうと思います。

今回は「WATCH  COMPANY」にオーバーホールを依頼しましたが、メールの返信や梱包キットの発送がとてもスピーディーで丁寧だったのが印象的でした。

また腕時計を安全に発送する為の無料梱包キットも、しっかりとした造りで安心出来ましたし、腕時計の梱包も非常に簡単に行う事が出来ました。

技術的な面は、先述した様に今のところ日差3秒程度でしっかり調整されていますが、長い目で見なければはっきり分からない事もあるので今後も日差や操作感等のチェックを続けていこうと思います。

WATCH  COMPANYはネットでの評判も良好ですが、実際に自身でオーバーホールを依頼してみて、対応や料金にとても満足しています。

皆様の腕時計のオーバーホールの業者選びの参考になれば幸いです。

 

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他にも腕時計の記事を書いていますのでよろしければご覧下さい。

 

ハミルトンカーキメカの記事はこちらです。

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オールブラックのクールなG-SHOCKの記事はこちらです。

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カルティエのビンテージウォッチ、マストタンクの記事はこちらです。

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私が初めて購入した機械式腕時計、オリエントスターの記事はこちらです。

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