ラベンハムのキルティングジャケットをご紹介。キルティングジャケットについての疑問におこたえします。
どーも。factm30です。
今日は昨シーズン購入したラベンハムのキルティングジャケットをご紹介します。
ネットでよく見かける疑問点にもお答えしていますので、どうぞご覧下さい。
ラベンハムとは。
キルティングジャケットといえば、まずはラベンハムを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
馬の身体を冷やさない為にナイロンキルティング製のホースブランケットを考案し発売した所、英国中の乗馬用具業界で大変人気になり、その後愛馬とお揃いのキルティングジャケットを着用する乗馬愛好家が増えていったそうです。
1972年にラベンハムを象徴するダイヤモンドキルティングジャケットの販売を開始します。50年程前ですが、それほど歴史が古くないのが少し意外でした。
1990年ごろにイタリアで、スーツの上にラベンハムのキルティングジャケットを着用するスタイルが広まりそこからファッション分野においてもラベンハムの名前が広まっていきました。
現在でもイギリスの自社工場で生産されている私の大好物であるMADE IN ENGLANDです。
ちなみに写真にあるSUFFOLKとは自社工場のあるイギリスのサフォーク州のことです。
日本総代理店の渡辺産業のショップであるBRITISH MADEやセレクトショップのSHIPS等は別注を掛けていたりして幅広くラベンハムの製品を取り扱っています。
キルティングジャケットのレクサム。
私が所有するのは、
カラー:チャコール
サイズ:36(S)
2020年秋冬コレクションから定番商品を含め、細部のパターンやデザインを見直しアップデートされています。
それに伴いレクサムは残念ながら廃盤になった様です。
それでは詳細を見ていきましょう。
ダイヤモンドキルト。
まずはラベンハムを語る上で外す事が出来ないダイヤモンドキルトです。
中綿がずれて偏らない様に表地と中綿と裏地をミシンでステッチするのがキルティングですが、ラベンハムでは上糸と下糸の素材を変え、さらにダイヤモンド型の角を交差させてステッチする事でほつれを防いでいます。
赤マルの部分を拡大して頂くと分かりやすいですがステッチひとつ分ずらして縫製して有ります。
もし糸が切れてしまってもこの部分でストップする様にする為です。
地味ですが大変手間の掛かる縫製です。
コーデュロイを使用したデザイン。
まず襟がコーデュロイになっています。
表地がポリエステル素材の物は、首に触れるのがコーデュロイなので冷たく感じる事がありません。
私の所有するものは表地がウールなのでそもそも冷たく感じませんが、他のブランドにも採用されているコーデュロイを使ったデザインが私は大好きです。
襟以外ではポケットの入り口、サイドベンツ部分、袖裏等に配置されています。
定番モデルのデンハムやレイドンは、前立て部分から裾にかけてコーデュロイのパイピングが施されています。
ボタンホール仕様。
定番モデルのデンハムはスナップボタンですがレクサムはボタンホール仕様です。
ボタンにもLAVENHAMの文字が入ります。
よくある疑問点。
私も購入する際に疑問に思っていた事がありましたのでご紹介します。
キルティングジャケットって暖かい?
一番気になる点はこちらでしょう。
昨今、様々な種類があるアウターの中では、正直暖かくない方です。
当然ダウン入りのアウターの方が暖かいですし、ピーコートやダッフルコートの様なメルトン素材のアウターの方が暖かいです。
しかしラベンハムのキルティングジャケットが勝負するのは暖かさだけでは無いと思っています。
昔何かの雑誌で、「アメリカ人は合理的な考えからロンT一枚の上からハイスペックなダウンコートを羽織り、イギリス人はファッションを楽しみたいからシャツの上にセーターやベストを着てキルティングジャケットを羽織りマフラーや手袋等でコーディネートしている」
と書かれていました。
事実かどうかは分かりませんし、全てのアメリカ人とイギリス人に当てはまる訳はありませんが、私は後者の考え方に共感します。
私は関西地方に住んでいますので、中に着込むことによってキルティングジャケットで真冬でも過ごす事ができます。
表地がウールの方が暖かい?
この点も疑問に思っている方が多いでしょう。
私も気になっていたので購入時にBRITISH MADEの店員さんに聞いてみたところ、
「暖かさは同じですが、見た目的にポリエステル素材は秋の終わり頃から春先まで長い期間着用しても大丈夫ですがウール素材のものは本格的な冬になってからが良いと思います。」
と言われました。
私はポリエステルのカジュアル感よりウールの上品さを求めていたので、ウールにしましたがご自身の着用スタイルや着用時期で選ぶのが良いと思います。
ラベンハムってダサいの?
ラバンハムをインターネットで検索すると「ラベンハム ダサい」と表示されます(笑)。
ダサく無いです!!(怒)
と私は思っています。
以前ご紹介したスペルガでも「スペルガ ダサい」と表示されますが、
他人にダサいと思われても、自分がかっこいいと思っていたらそれでいいじゃないかと思うのですが…。
ラベンハムのオススメコーディネート。
昨シーズンはグリーンのセーターを中に着用する事が多かったのですが、今シーズンはレッドやイエローといった明るめのカラーを合わせたいと思っています。
胸元には私の冬の相棒であるハクキンカイロを忍ばせています。
最後に。
ラベンハムのキルティングジャケットをご紹介しましたがいかがでしたか?
私は他にピーコートや中綿入りのフード付きロングコートを所有していますが、それらと比べるとラベンハムは軽さと暖かさのバランスが非常に優れていると思います。
ビジネススタイルからカジュアルスタイルまで幅広くカバー出来るデザインも魅力の一つです。
数シーズン着用して劣化してきてもラベンハムで修理対応もしてもらえる様なので今シーズンもガンガン着用していきたいと思います。
こちらは定番モデルのデンハム(ラブンスター)です。
こちらも人気のデンストン(ラブンスター)です。取り外し可能なフード付きで着丈が少し長いタイプです。
コーディネートに登場したハクキンカイロの記事も書いています。
よろしければご覧ください。