バスクシャツってどんなシャツ?歴史やルーツとおすすめコーディネートをご紹介します。
どーも。factm30です。
今日はセントジェームスのウエッソン等でお馴染みの、バスクシャツの特徴的なディテールを歴史やルーツと、現代のファッションのポイントの両側からご紹介します。
バスクシャツとは?
おじさんである私が言うのも何ですが、どちらかと言うと「可愛い」イメージのあるバスクシャツですが、そのルーツはスペインとフランスにまたがるバスク地方で漁師や船乗り達の着ていた作業着をベースにして作られているカットソーです。
そしてフランス海軍のユニフォームとしても採用されていますのでミリタリーウェア、ワークウェアです。
その為バスクシャツの特徴的なディテールはそのルーツから受け継がれていますが、現代では機能性だけではなくファッション的なポイントになっています。
それぞれのディテールの歴史やルーツと、私の考えるファッションポイントを見ていきましょう。
ボートネック
- ルーツ
横に広く開いている首元は、海での作業を終えた船乗り達が濡れていてもすぐに脱げる様にと考えられたディテールです。
- ファッションポイント
ボートネックの形状はシャツを中に着用した時に見える襟元のバランスがとても良いです。
他には好みの問題ですが一枚で着用する際には首元が詰まっている為、大きく開いているVネック等と比較すると上品に見えます。
ボーダー柄
- ルーツ
海上では天候等により視界が悪くなる事が多いので視認性を上げる為にトリコロールカラーやボーダー柄が採用されました。
船長は無地で船員はボーダーと区別されていたそうです。
- ファッションポイント
この記事の最初の写真は我が家のバスクシャツを並べたものですが、この様に現代では様々なカラーパターンのデザインがありますので同じバスクシャツの形でも、色の組み合わせによって様々なコーディネートを楽しむ事が出来ます。
九分袖
- ルーツ
船乗り達が作業中、機械に袖が巻き込まれにくくする為と袖が水に濡れにくい様に袖が少し短く作られています。
- ファッションポイント
袖が手首の位置でダボついていると、とても野暮ったくみえますが九分袖のおかげでスッキリして見えますし、腕時計やブレスレット等を着用している時に程よくチラ見えしてくれます。
コットン100%で厚手の生地
- ルーツ
海風にさらされる事が多いので堅牢さが必要ですが、作業を行うには動き易さも必要です。
コットン100%の生地は洗う度に生地の目が詰まって強くなり長く着用できる上に徐々に体の形に馴染んでいくので作業時の動きも制限されにくいです。
- ファッションポイント
薄過ぎず分厚過ぎない生地なので一枚で着用したり、中に襟付きのシャツを着用したり寒い時期には上からアウターを羽織ったりと秋口から春先までの長い期間着用する事が出来ます。
しかしこのポイントはスウェットや薄手のセーターにも通用しますのでバスクシャツ特有では無いですね。
少し持ち上げ過ぎました(笑)。
(今回ご紹介したバスクシャツの歴史やルーツはセントジェームスのホームページを参考にさせて頂きました。)
バスクシャツのおすすめコーディネート
やはり中に襟付きのシャツを合わせるのがオススメです。
今回はチェックのシャツを合わせていますが、個人的にはボーダーの色と中のシャツの色や柄はどの様な組み合わせでも良いかなと思っています。
パンツは、バスクシャツと同じく作業着からファッションアイテムになったジーンズを合わせて、腕時計はアメリカ陸軍に採用されその後ファッションアイテムになったハミルトンのカーキフィールドメカを合わせてみました。
靴も元々登山用に・・・と言いたいところですが、単純に今一番履きたいパラブーツのシャンボードを合わせました(笑)。
最後に。
今回はバスクシャツの歴史やルーツと、現代のファッションポイントの関係を考えてみましたがいかがでしたか?
やはり私は、色々と語れるポイントの多いアイテムが好きなんだなと改めて思いました。
この様な事を語られて喜ぶ人は周りにいないのでリアルで語る事は無いですが、ブログではどんどん吐き出していこうと思いますのでイヤじゃない方はこれからもよろしくお願いします。
バスクシャツの定番セントジェームスのウエッソンはこちらです。
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同じく定番のオーシバルはラッセルがオススメです。
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私の所有しているセントジェームスウエッソンの洗濯による縮みを検証している記事を書いていますので、サイズ選びの参考に是非どうぞ。
コーディネートに使用したハミルトンカーキフィールドメカの記事も書いています。よろしければご覧ください。